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【WWF欧州政策オフィス】欧州議会 バイオマスの脅威にようやく目を覚ます

2022.9.15

欧州議会議員らは、9月14日、再生可能エネルギー指令(REDIII)の改定案を支持する投票を行った。EUの最終エネルギー消費に占める自然エネルギーの割合を2030年までに45%に引き上げることに加え、再エネとして認められる木質バイオマス割合の段階的減少について採択された。

欧州議会の決定は、木質バイオマスを含むバイオマスエネルギーが、引き続き再生可能エネルギー目標への成果としてカウントされることを一部認めるものである。しかし、欧州議会は、再生可能エネルギーとしてカウントされる一次木質バイオマスの割合に上限を設け、段階的に減少させることを求める修正案も採択した。

この決定に対し、WWF欧州政策オフィスは以下のプレスリリースを発表。
「エネルギー危機が叫ばれる中、企業関係者による大規模なロビー活動が行われ、欧州議会は本日、再生可能エネルギー指令(RED)に対する投票において、森林バイオマス問題の解決に向けた第一歩を踏み出しました。欧州議会はついに科学に耳を傾け、自然エネルギーとしてカウントされる木質バイオマスの量に上限を設けることに票を投じたのです。一方、水力発電については、保守派グループの激しいロビー活動によって議会は強力な持続可能性基準を導入することに失敗しました。」続きはこちら・・・

詳細はEU議会のホームページ参照