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【National Observer – カナダ】森林の大盗難

2022.3.1

カナダで2006年に開設された「ボーナス伐採」制度では、経済価値の低い木材をペレット/紙パルプ工場に運んだ事業者は、同量の木材を伐採する許可に加え、補助金を受け取るスキームとなっている。この「ボーナス伐採」分の木材は正式な記録(Allowable Annual Cut, “AAC”) に含まれないため、正式な量は不明。発電燃料としてのペレット需要が高まる今、際限ない伐採が補助金により後押しされる仕組みとなっている。この大量伐採は森林資源の枯渇につながり、GHGの吸収源が失われることに留まらず、現在盛んな林業における職業も将来なくなることを意味する。

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