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【オルタナ】カナダの森林専門家ら、経産省に輸入バイオマス中止求める

2023.12.6

カナダの森林専門家がこのほど、母国の原生林伐採の実情を訴えるため来日した。11月29日には、国内外の環境NGO19団体とともに経産省に輸入バイオマスの支援中止を求める書簡を提出した。カナダ産木材の用途としてバイオマス発電用木質ペレットの需要が高まっており、日本は英国を抜いて1位の輸出先になった。初来日の専門家らに、現地の実情を聞いた。

書簡提出の発起人となったのは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(BC)で活動する森林攪乱生態学者のミシェル・コノリー氏だ。環境NGO「コンサベーション・ノース」も運営する。

書簡には、世界73ヵ国に200万人のサポーターがいる国際環境NGO FoE Japanをはじめ、日本、カナダ、米国、オランダ、インドネシア、ガーナなど国内外19の環境NGOも名を連ねた。

書簡では、輸入バイオマス燃料を使うバイオマス発電の支援中止、発電時のCO2排出を温室効果ガス評価に含めること、輸入バイオマス燃料をFIT(固定価格買取制度)の対象から外すことなどを要請した。

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